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オフィス・店舗空間のデザインアイデア2

”住まい”がそこに住む人の暮らしを表すように、”オフィス空間”や”店舗空間”はそこで働く人・企業そのものを表すものであるとも言えます。

コンセプトが明確でそれが具現化された空間は、それだけで訪れた人にとって印象的なものになります。ここでは、オフィスや店舗空間でも参考にして頂ける内装デザインのアイデアを探ってみたいと思います。

素材感を表現する方法

素材感を表現する方法

最近では、クロスやシート、床材の塩ビタイルなどの印刷技術もますます進化を遂げています。木目ひとつをとっても本当にたくさんの種類がありますし、その質感や手触りもかなりリアルに再現されています。

それだけを見ると、”本物かそうでないのか区別がつかない”ということもあるのではないでしょうか。

だからこそ、本物の木材を使うとメンテナンスに非常に手間がかかってしまったり、コストが上がってしまったり、というような場面でも、気軽に木目の雰囲気を表現することができるようになり、デザインの幅もぐっと広がっているのです。

 

一方で、本物の素材感は、印刷では表現できない雰囲気が生まれるのもまた事実です。

木や石、鉄、タイルなどの素材を使うことで、空間はぐっと贅沢になります。それがシンプルな空間である程に際立って感じられます。手触りや温度など単一なものはひとつとして無く、意図的ではない適度なバラつきにこそ、その魅力があります。

照明や太陽の光の当たり方によっても、色んな表情に出会うことができます。

空間全体に本物の素材を使うことはできなくても、どこか主役になる場所にそれらを取り入れたデザインをするだけで、その魅力を活かすことは可能です。

 

それは家具にも当てはまります。例えば、テーブル。

天板は、無垢材にするのか集成材にするのか、またどんな木材を選ぶのかによって雰囲気は全く変わります。

鉄脚を付けるとしても、細さやデザインによって、カジュアルにも重厚な印象にも変わります。

テーブル1

 

テーブル2

 

テーブル3

写真出典:toolbox

 

決してどちらが良いということではなく、それぞれの良さを活かして適材適所に選定していくことが大切です。コスト面を考えても、そのバランスは非常に重要だと言えるでしょう。

 

 

アールが生み出す広がり

アールが生み出す広がり

 

アールが生み出す広がり

開口部にアールを使うとまっすぐなラインとはまた違った柔らかい雰囲気が生まれ、アーチが連続することによって奥行き感も生まれてきます。

特に店舗空間では、キッズコーナーやトイレなどで取り入れやすいデザインかと思います。

 

また、ゾーニングという点では、アーチは緩やかに空間を間仕切る役割も果たしてくれます。アーチで間仕切られたふたつの空間は、柔らかく繋がりながら、異なる機能を持つ空間としても活用できます。

例えばオフィスの大空間においても、敢えて用途をはっきりさせずに余白を残してコミュニケーションのきっかけとなるようなスペースをつくり、その空間をアーチを使って間仕切りをする、という方法も考えられます。休憩スペースやリフレッシュスペースをそういった方法でゾーニングをしても良いかもしれません。

大胆にアールを使ったデザインを取り入れることで、空間のつながり方に新しい表情を感じることができます。

 

アールが生み出す広がり

 

 

室内に屋外を取り入れる

室内に屋外を取り入れる

オフィスのリフレッシュスペースや休憩スペースなどで、よりゆったりと過ごせる空間を演出するために、屋外空間を表現することがあります。

その場合、床には芝をイメージしたタイルカーペットを敷く、あるいは木目の塩ビタイルなどで貼り分けて執務スペースとゾーニング分けをする、という方法がよく見られます。そこにグリーンを合わせてカジュアルな雰囲気づくりをし、カフェスペースを設け、仕事の合間に一息入れるスペースとしても、また簡易な打ち合わせスペースとしても使えるような空間というのも最近は人気がありますよね。

 

それ以外の方法として、外部を感じさせるような素材を取り入れることも、ひとつの重要なポイントです。

例えば屋外用タイルは室内用のタイルとは違った質感で、その素材感が外部の印象を強めてくれます。そこに、外部用のテーブルと椅子などを合わせると、よりその雰囲気が増してきます。

室内に屋外を取り入れる

 

さらに、庭に植えるような大きなグリーンを選ぶと一気にその印象が変わるでしょう。小さくてこじんまりしたグリーンを飾るのももちろん素敵ですが、外部空間をイメージできるような背の高い大きなグリーンを飾ると、他の空間との違いも感じられます。

室内に屋外を取り入れる

 

まとめ

”何となくおしゃれだから″、”かっこいいから”、だけでなく、あくまでもコンセプトを軸に空間のデザインイメージをふくらませていくことが大切です。

コンセプトに沿ってどのような空間をつくりたいのかがイメージできていれば、空間のデザインアイデアは身近なところにもたくさん溢れているのに気付くと思います。今回ご紹介したアイデアが、みなさんの店舗や企業そのものを体現するような空間づくりの参考になれば幸いです。