オフィスのエントランスデザインにこだわる

オフィスのエントランス空間は、お客様をお迎えするスペースとして、第一印象を左右する大切な空間です。

エントランス空間での滞在時間は短く、また特定の用途がないスペースですが、企業理念やコンセプトを表現できるスペースとして重要な役割を担っています。そのため、エントランスデザインはお客様だけでなく就職活動中の学生さんからの企業イメージにも影響します。

ここでは、そんなオフィスのエントランスデザインの重要性を再確認し、具体的なエントランスデザインの事例について探ってみたいと思います。

まずはコンセプトを明確に

まずはコンセプトを明確に

オフィスデザインと、その社風・職種や目指すべき方向性には一貫性が必要です。

そのためにコンセプトは欠かせません。

コンセプトとは、「こうありたい」「こうしたい」という目的を意味するのではなく、「全体を通した基本的な考え方」を意味します。つまりオフィスデザインを考える場合、社風や職種等による働き方と、経営理念などの”思い”も含めて、カタチにしていくための指針を明確にすることから始まります。

ですので、オフィスの移転や改装を考えるときには、まずこの”コンセプト”を明確にするところからスタートする必要があります。

 

 

エントランスデザインは自己紹介

エントランスデザインは自己紹介

コンセプトが明確になると、次はどのような空間づくりをしていきたいか、という内装デザインに入りますが、例えば執務スペースや会議室など、オフィス空間は用途ごとにそれぞれの機能や条件が求められ、実は意外と自由にデザインできるスペースは少ないのです。

そんな中、お客様が来社された時にまず目にするオフィスのエントランス空間は、執務スペースと違って特定の用途に限定されないからこそ、効率化や機能性といった条件から離れて、企業理念やコンセプトを表現できるスペースとして考えることができます。

とは言え、決して奇抜なデザインが良い訳でもなければ、お金をかければ良いという訳でもありません。

大切なのは、コンセプトがしっかりと表現できているか、それがお客様に伝わるデザインなのか、ひいては毎日利用している社員のみなさんがそれを感じられているか、ということです。

 

大切な商談が始まる前に、エントランス空間の印象が、その企業イメージを固めてしまう場合もあります。

それ程、エントランス空間は無意識の内に企業イメージを左右する力を秘めているのです。

 

 

企業イメージを空間にデザインする

■コーポレートカラーを取り入れる

コーポレートカラーを取り入れる

 

コーポレートカラーを取り入れる

 

コーポレートカラーを取り入れる

(写真引用:  ハーマンミラー ジャパン  )

 

アクセントカラーとして、コーポレートカラーを取り入れるのもひとつの方法です。コーポレートカラーを明確に表現することで、無意識の内にお客様からの企業に対する印象が強くなります。

内装はあくまでもシンプルに設えて家具でアクセントを入れる方法もあれば、ある一面の壁全体にアクセントカラーを入れて空間全体が強いインパクトを持つようなエントランス空間も魅力的です。どこにどのような色を持ってくるかは、どんなエントランス空間を作りたいのか、どのような企業イメージを実現したいのか、というイメージによって全く変わってきます。

 

■エントランスの可能性を広げる

エントランスの可能性を広げる

 

エントランスの可能性を広げる

 

エントランスの可能性を広げる

(写真引用:  ハーマンミラー ジャパン  )

 

ある程度の規模の大きさのオフィスでは、ミーティングやワークスペースとしても利用できるようなオープンスペースを兼ねたエントランス空間が、最近ではよく取り入れらるようになっています。

来客時のミーティングスペースとして、または社内のスタッフの作業スペースや打ち合わせスペースとして、あるいはリフレッシュスペースとしても利用できます。

エントランス空間は、ただの受付スペースという用途を超えて新しいエントランスのカタチが生まれています。

 

■サインデザインが空間を引き締める

サインデザインが空間を引き締める

オフィスエントランスには欠かせないのが、社名サイン。

主役と言っても過言ではない存在です。

サイン自体を発光させて存在感を強調したり、切り文字にしてスポット照明をあてたりと、視認性を上げる方法や空間デザインに合わせた掲出方法はたくさんあります。

 

サインデザインが空間を引き締める

 

サインデザインが空間を引き締める

(写真引用:有限会社 上手工作所

サインデザインが空間を引き締める

また、室名サインや案内サインも、実はとても大きな役割を担っています。

文字ではなく視覚的な図で言語の制約を受けずに直観的に表現された”ピクトサイン”で表現する方法もあります。

この、細部のデザインへのこだわりこそが、空間をぐっと上質な印象へと変えてくれるのです。そしてそれは、企業イメージにもつながっていきます。

 

 

まとめ

オフィスの移転や改装をご計画の際には、エントランス空間は単なる入り口ではなく、企業理念やコンセプトを表現できるスペースとして、企業イメージを左右する程の力を秘めていることを再確認して頂けたらと思います。

まずはオフィス移転・改装のコンセプトを明確にし、ぜひそれをエントランスデザインへ落とし込んでみてくださいね。

それは、来客時のお客様や就職活動中の学生さんの企業イメージだけでなく、日々そこで働いている社員のみなさんのモチベーションにまでつながっていきます。

 

株式会社ヴォーエルではオフィス・店舗の内装デザイン設計から施工までを自社で行っております。

内装工事の現場からの視点と、デザイン的な視点の両方を持つ私たちだからこそできるご提案を追求し、

オーナー様の思いを「カタチ」にする空間をご提案させていただきます。

また弊社は大阪を中心とした関西圏以外にも、関東地域でのご依頼もご対応致しております。

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