今回の建築探訪記は、前回のブログ【建築探訪記】ONOMICHI U2 に引き続き、その中にある”HOTEL CYCLE(ホテル・サイクル)”をご紹介したいと思います。
ここに泊まることも、私が尾道へ来た目的のひとつ。
いつか泊まりに来たいなと思っていたので、嬉しい!
さて。
サイクリングロードとしても人気があるしまなみ海道の発着地点、尾道。
そこに位置するホテルとして、コンセプトもとても素敵です。
HPから一部抜粋したのがこちら。↓
CYCLEが指すもの、それは「時間の流れ」「循環」そして「自転車」。
リラックスした時間を過ごせるよう自然素材を内装に用いた客室には、この土地の伝統産業を素材に活用した家具やこだわりのアメニティをご用意。
また、橋上のサイクリングや瀬戸内海のクルージング、尾道の山手散策など、この土地を満喫できるアクティビティや楽しみ方もご提案いたします。
心と身体のサイクルを整えるための時間をここでお過ごしください。
(引用:HOTEL CYCLE )
とのこと。
「大きな倉庫の中にいくつかの建物を建てる」という発想のもと生まれたONOMICHI U2。
その中に入っているHOTEL CYCLE は、2フロアで各客室も比較的ゆったり感じられます。
そして、共用スペースも空間が広々と使われていて、開放感があります。
サイクリスト向けに、サイクルスタンドのスペースも。
サインに使われている丸みのある書体は、日常的に自転車に乗る人たちのゆっくりとリラックスしたリズムをイメージし、忙しい都心から離れた生活の、のんびりとしたペースを表現しているのだそうですよ。
そして、かつては工業地帯だったことへのオマージュとして、サインやキーホルダーには真鍮が使われています。
全体的なブラックをベースとした色使いと、真鍮のゴールドとの組み合わせは、この町の昔ながらの穏やかな雰囲気を表現しているのだそうです。
客室も、とても心地良い空間が迎えてくれます。
共用スペースと同じくブラックが基調となっていますが、木目やタイルが使われていることで少し柔らかい雰囲気も感じられます。
アメニティも、こんなケースに入れられていると、ぐっと上質な印象になりますね。
かつて倉庫としてこの町の産業を支えたこの建物は、昔からの姿を残しながら、観光客だけでなく、地元にみなさんにも寄り添ったスポットとして、たくさんの人に愛されているのを感じることができます。
尾道へ行かれる機会がありましたら、ぜひこちらに宿泊してみてください。
この町の静かなゆったりとした空気を感じながら、心地良い時間を過ごせること間違いなしです!
ooi