こんにちは、ooiです。
5月も目の前。季節はもうすっかり春ですね。
日中は上着も必要ない日も出てきて、身軽にお出掛け出来るようになってきました。
徐々に初夏に向かって行くこの季節が大好きなので、最近の私はご機嫌さんです。
さて先日、色んなデザインに触れるべく、東京へ建築めぐりに行って来ました。
ここ数年のコロナ禍の間に、「あれ見たい、ここ行きたい」という私のアンテナはすっかり鈍ってしまっていたのですが、ようやく重い腰を上げて歩き回って来ました。
いざ行こう!となると、行きたいところがいっぱい。
やはり大阪とは規模が違いますね。
今回は1泊2日。しっかり計画を練ってたくさん巡って、たくさんの刺激を頂いて来ました。
すでに十分有名な場所ばかりなのですが、その中でも特に素敵だなと感じた場所を、恐縮ながら私視点でご紹介させていただきたいと思います。
ひとつ目は、代々木上原にある”社食堂”。
運営されているのは、建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICEさん。
駅前から少し離れた、静かな住宅街にある重厚な雰囲気のビルの半地下にあります。
閑静でとても落ち着いた雰囲気の街で、駅からの道のりもとても気持ち良かったのが印象的です。
入り口を入るとすぐ半地下のフロアへ下っていく階段があり、フロア全体が見渡せます。
奥半分は設計事務所のオフィス、真ん中には大きなオープンキッチンがあり、手前半分が食堂スペースです。こちらの食堂スペースは、外部にも開放されていて一般の人も利用することができます。
オフィスに社食堂を設けたのは、「設計事務所という仕事柄、多忙なスタッフがコンビニ弁当やインスタント食品ばかりで、体調を崩さないように体にいいものを食べてもらいたい」という思いがきっかけだそうです。
そして「仕事以外でも気軽に事務所に来てもらいたい。建築の仕事ってこんな感じでしている、というのを誰もが見ることができる。」というテーマを実現させたとのこと。
入り口近くの壁一面には建築系の本がずらり。
訪れた人に食を介して、暮らしや建築などにも気軽に興味を持ってもらいたい、という思いで本を並べているのだそうです。
天井のH鋼をグリッド状に渡した照明は、旧オフィスから踏襲したデザインだそうで、上面に間接光と、下向きのスポットライトが備えられています。
食堂のテーブルは様々なサイズがあり、事務所のミーティングスペースとしても活用されています。
私がランチを頂いている間、奥のテーブルでは事務所の方々が仕上げ材を選定する打合せをされていました。
少し席が離れていたのでもちろん会話は聞こえなかったのですが、打合せされているみなさまのとても熱心で楽しそうな雰囲気が身近に感じられて、それを見ているだけで、これからどんなものが生まれるのかなとワクワクしてきました。
これこそが、設計事務所をオープンにされている醍醐味ですね。
オフィスと食堂。
ジャンルの異なる空間が交わりあって、素敵な心地良い空間として機能されいて、とても魅力的な場を体感することができました。
ちなみに、この日頂いたのは薬味たっぷり海鮮丼。
写真はあまり上手に撮れなかったのですが、とても美味しかった!
長くなりましたが、他にもまだご紹介したい場所がたくさんあります。
続きます!
ooi