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こんにちは、ooiです。

前回に続きまして、本日は ”建築・内装デザインめぐり3”をご紹介させてください。

 

 

ナンバーシュガー代官山店

社食堂・中目黒スターバックス リザーブに続いて訪れたのは、ナンバーシュガー代官山店。

無添加・無着色・保存料なしの自然食材で、職人さんが手作りで一粒一粒、丁寧に作られているキャラメルのお店です。

 

ナンバーシュガー代官山店

こちら、まず目に留まるのはファサードから店内に続いていくゴムチップの存在感。

ここ代官山店では、キャラメルの柔らかさをゴムチップの「質」で表現されているのだそうです。

ファサードでは屋外使用が可能なゴムチップが、スロープや花壇にも採用されています。

ナンバーシュガー代官山店 ナンバーシュガー代官山店 ナンバーシュガー代官山店 ナンバーシュガー代官山店

店内では床だけでなく展示什器にも使われていて、”キャラメルの柔らかさ”というコンセプトを、そのまま体感できるような空間でした。

 

ナンバーシュガー代官山店

美術館のように店内を回遊してほしいとの想いから、壁面にはアートを展示したり、壁面棚の高さを揃えたりと、視線が巡っていきやすいように設えられているとのこと。

床は歩行性も良く、柔らかく反発して、居心地の良さが生み出されていました。

 

 

 

次は、下北沢。

今、下北沢では京王電鉄と小田急電鉄による新施設が続々とオープンしています。

 

まずひとつめ。

2022年3月には、京王電鉄の高架化によって生まれた高架下に、新たに商業施設「ミカン下北沢」がオープン。

ミカン下北沢

「未完成の商業施設」という意味を込めて、「ミカン下北沢」と名付けられたそうです。

ミカン下北沢

企画・デザインは、DRAFTさん。

(↓HPの事例ページより抜粋させていただきました)

「下北沢らしさ」を表現するため、エントランスから高架下を繋ぐ通路には、インダストリアルな吊り電球を採用。異国情緒あふれる店舗の連なりやネオンサインと相まって、カオスかつ人が生み出す賑わいを演出している。建築全体を構成しコンテナの積み上がりを支える鉄骨はあえて剥き出しに。簡素なコンクリートに対して無骨なたくましさを表現し、変化に柔軟に対応できるプラットフォームとなる建築物を目指して、デザインされた。

 

とのこと。

下北沢の街も少し散歩したのですが、まさにその雰囲気が表現されているなと感じました。

ミカン下北沢 ミカン下北沢

 

 

 

そして、ふたつめ。

小田急線の地下化に伴い、線路跡地「下北線路街」にオープンした「reload」です。

1.7kmの細長いの中に位置し、全長113m・敷地面積2300㎡。

設計はジェネラルデザインさん。

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(↓ 雑誌「商店建築」より抜粋させていただきました)

複雑に入り組んだ戦前の生活導線が今も残る下北沢の街。

「reload」では、回遊と滞留をコンセプトにした路地裏のような場所から、顔の見える個性豊かな仲間たちとシモキタの新しいカルチャーを共創していくユニークな「個店街」が計画された。

街のスケール感を引き継ぐ15~130㎡の大小さまざまなサイズのテナント区画を、それぞれずらし、重ね合わせ、対比させる、などして既存の周辺環境との調整を行われている。

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それぞれのテナントのボリューム感が街と調和されていて、敷地の大きさを感じさせない工夫が活きているなと感じました。

各々のテナント間には路地裏や中庭のようなスペースがあって、見える景色がコロコロ変わっていくので、まるで街の中を散歩しているよう。

地元の人と下北沢を訪れた人が混じり合っていて、「ミカン下北沢」とは全く違ったこの施設独自の雰囲気がありました。

 

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長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いくださってありがとうございます!

今回の東京建築めぐりのご紹介は以上です。

 

まだまだ素敵スポットに出会えるように、また時間を作って、心の向くままに旅に出かけたいなと感じる時間でした。

みなさまも、もし気になる場所がありましたらぜひ足を運んでみてください!

 

 

ooi