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ドコモショップ桃谷店 新築移転工事

お家の形をした白いフレームは、待合いスペースや電話教室、一部のドコモ仕様の造作家具と組み合わせてデザインしています。通常のドコモ仕様の家具に新たな造作物を加えることによって、他には無い新しいドコモ仕様の家具が誕生しました。

  • 竣工:2018.08
  • 施工面積:297.6㎡
  • CLIENT:KOSモバイル株式会社
  • DIRECTOR:Keiichiro Hori
    PRODUCER:Yukina Yoshimi / Akane Okita
    PLANNER:Midori Ooi
  • 協力:
    造作家具/有限会社 馬場木工所、
    スチールフレーム/山和ワイヤリング株式会社

CONCEPT

スチールフレームや、壁面には意匠性塗材であるジョリパット、天井には黒ラインを取り入れて、動きのある店舗空間を表現。

POINT

今回の新築移転工事では、ドコモ様の仕様に加えて、様々な挑戦をさせて頂きました。

店内は目を引くスペースをつくることで、店舗空間のアクセントになります。
また、同じくお家の形をモチーフにキッズコーナーもデザインしています。タブレット体験ができるように造作デスクをつくって色んな柄のメラミンを貼り分けたり、お家の中にソファ席をつくったり、床材をグリーンに貼り分けるなど、限られたスペースの中にカラフルで様々な用途のスペースをご用意しています。

アクセサリーコーナーの壁面什器は、壁をふかして什器が埋め込まれたようなデザインです。ふかした壁は、意匠性塗材と言われるジョリパットで仕上げました。クロスの仕上げとは違って、同じ白っぽい色味でも、凹凸があって柔かいジョリパットの手触りは、空間の雰囲気も柔らかい印象に変えてくれます。さらに、「accessories corner」という文字をくり抜いて光らせて、他の展示スペースと違った印象のスペースにしました。

店舗の照明器具に関しては、スポット照明のみにし、天井に表現した黒のラインに沿って取り付けました。黒のラインが真っ直ぐ均等に並ぶことで店舗空間に動きが生まれます。また、スクエア照明等で明るさを確保するよりも、スポット照明にすることで、明るさの強弱も表現することができました。

さらに、こちらの店舗ではスタッフの皆様の働く環境をより良くするため、バックヤードの内装もこだわっています。木目の床材に柄のあるクロスやアクセントカラーを合わせて、バックヤードというよりも雑貨屋さんやカフェのような雰囲気作りを目指しました。建具はパナソニックのクラフトレーベルを選定してよりカジュアルな印象にし、スタッフの皆様がバックスペースに入った時に、ふとリラックスできるような空間づくりにこだわりました。