今回は1期工事として、全フロアー改修の一部のB1Fの改装工事をさせて頂き、続いて利用者様の個室フロアへの工事を進めていきます。全体的に落ち着いた色味で統一感のある空間作りを行いました。
高級感のある内装で、上質で落ち着きのある生活空間を生み出します。
エントランスの天井〜正面につながる造作家具にはフェイクグリーンと間接照明を施し、存在感のあるデザインをしました。存在感がありながらも仕上げはクロスと安価な方法で施しました。
受付スペースは来客された方も認識しやすいように、高級感のあるタイルを取り入れることで印象的な空間作りをしています。
このフロアには利用者様の個室は無く、来客の方がまず目にするフロアであることから、ホテルを連想するような高級感を表現することも重視しています。そのため、福祉施設では明るさを求められることが多いですが、あえて天井を濃いグレーで塗装し、床材・腰壁には濃い木目を合わせました。もちろん、利用者様も日常的に利用されるスペースですので、照明器具で十分に明るさも確保しています。
また長い廊下が単調な印象にならないように、壁面にはフェイクグリーンを飾り、建具枠を濃い色味で塗装するなどアクセントを効果的に入れています。
さらに、視認性が高く、かつ内装に合ったサイン計画にもこだわりました。看板の台座のアクリル加工(曲げ加工)を始め、各室それぞれ、ピクトデザインや文字の大きさ・色味等を何度も検討しました。