気付けば2019年も半年が過ぎ、下半期に突入しましたね。
7月もスタートし、いよいよ夏はもうすぐそこ!
とは言え、まだ梅雨に入ったばかりでお天気も安定せず、何だか体も重く感じます…。
適度に体を動かしつつ。
まぁ、ちょっとお茶でも。
一息入れながら、仕事に励みましょう!
さて、今回ご紹介したいのは昨年誕生したスターバックス 川越鐘つき通り店。
以前出張で川越を訪れた時に行ってきました。
雑誌「商店建築」でも紹介されていたので混雑しているのかなと思っていたのですが、朝一番の時間帯はまだお客さんもちらほら。
ゆったりと、とても心地の良い時間を過ごすことができました。
外観だけを見ていると、とてもこじんまりとした印象で存在を主張し過ぎることなく街並みになじんでいます。
ちなみに、この木材は埼玉県産の杉材を利用しているそうです。
そして開放されたファサードからは、半外部空間の席が並んでいるのがちらりと見えています。
こちらは、「街を歩く人が楽しいよう、ファサードは開け放ち、かつ庇下の空間を大切にする」という「町づくり規範」のひとつを取り入れたものだそうです。
椅子の背には、川越唐桟(かわごえとうざん)という川越で愛されてきた織物が使われていて、川越ならではのこだわりが感じられますよね。
さて、一歩中へ入ると、その広々とした開放感に驚きます。
高い天井からは、屋根を少しずらすことで生まれた隙間から太陽光が入ってきます。
また、店内中央部には中庭が設けられていて、さらに最奥にも庭が配置されています。
それぞれの庭に面した大きなガラス面からは自然光が取り込まれることで、店内には柔らかい光が広がっていました。
ちなみに、こちらのカウンターや壁面に使われている黒漆喰は川越の街並みを形成している蔵をイメージしているそうです。
そう思ってみていると、川越という土地への思いが本当に細やかに表現されているのが分かります。
それぞれのデザインが主張し過ぎることなく、さりげなく「和」や「川越」の要素を取り入れられていて、とても心地良い空間でした。
スターバックスの店舗は全国に展開されていますが、よくよく見てみると色んなこだわりが詰め込まれています。その土地ならではの特色を、あくまでもスターバックスのコンセプトの中で、内装デザインとして表現されているのがとても魅力的だなと感じます。
他の店舗でも目を凝らして見てみると、新たな発見がたくさんありそうです!
ooi