こんにちは。ooiです。
最近はずいぶん日が短くなって気温も下がり、季節がぐっと前に進んだのを実感しますね。
寒暖差が大きい時期です。
みなさまご自愛くださいませ。
さて今日は、私がこの夏に訪れた図書館を2つご紹介したいと思います。
ちなみに私は、本を読んでいる時間は他のことを全部忘れて現実逃避出来る感覚が好きで、毎日の通勤電車では気持ちの切り替えのツールのひとつとして本を読むことが多いです。
特に手元に読みかけの本があって、続きが気になって仕方ない状況(←ここ重要)が好きです。
最近は辻村深月さんの「傲慢と善良」が面白くて夢中になって読んだのですが、心がえぐられるようでした…笑
そんな感じで本は好きなのですが、近所の図書館は狭くてあまり居心地が良いとは言えず図書館へ行く習慣はないものの、素敵な図書館にはとても惹かれます。近くに住みたいです。
まず訪れたのが、”こども本の森 中之島“。
安藤忠雄氏設計、2020年7月にオープンされました。
こちらは、大阪市の市有地に安藤忠雄建築研究所が建設費を負担。そして民間からの寄付金で運営されています。
オープン当初はなかなか予約が取れなかったのですが、最近では平日は少し余裕があるようで入ることができました。
遠くからみても存在感を放っている青いリンゴ。
これは安藤氏が、米国の詩人、サムエル・ウルマンの詩「青春」をモチーフに、「若さとは、年齢でなく心の持ちようだ」というメッセージに共感し、自身でデザインされたものだそうです。『挑戦心にあふれる青春のシンボルとして多くの人に触れてほしい』との願いが込められています。
内部は3フロア吹き抜けの大階段を囲む壁面が一面本棚になっていて、圧巻です。
子どもたちは夢中で本を選んでいたり、階段に腰掛けてみたり、階段下の秘密基地のような空間が気に入っているようだったり、それぞれのペースで図書館を楽しんでいました。
一般的なしーんとした静かな図書館は少し緊張感がありますが、ここではあちこちでお母さんがお子さんに読み聞かせをしていたり、大声ではないものの声を出す場面が多いからなのが、心地良いざわめきがリラックスした雰囲気を生んでいました。
建物自体も緩やかなアールを描いていて、本棚やデスクにもアールが使われています。
内装デザインも空間全体のやわらかい雰囲気を演出していました。
そして次に訪れたのが和歌山市民図書館です。
南海電鉄の和歌山市駅直結。
1Fには蔦屋書店が入っていて2~4Fが図書館です。
2020年6月にオープンされました。
図書館フロアにも、蔦屋書店のサインデザインや内装の雰囲気が踏襲されていて、コーヒーも持ち込み可なのだそうです。
読書用のスペースや勉強用の部屋、大きなソファなど、目的に応じた居場所がそれぞれ充実していて、こんな場所が駅前にあるなんて本当に羨ましい…!
こちらでは4Fの1フロア全体が子ども図書館になっていて、とても広々とスペースが確保されていました。
なんとお子様用にミニキッチンも完備された食事スペースもあって、単なる”図書館”以上の配慮が尽くされています。
(↑ えほんの山)
実際に色んな世代の方々がたくさん利用されていて、それぞれ思い思いの時間をゆったり過ごされているのがとても魅力的でした。
個人的には、自宅からもう少し近ければ、休日ごとに通いたくなるような図書館だなと感じました。
次回は和歌山観光も兼ねて、またゆったり過ごしに行きたいです!
ooi