オフィス・店舗にとっておきの家具を◆世界ブランドを知る[2]◆

オフィスや店舗に欠かせない家具。

家具の中でも、デザイナーや職人によって生み出されたとっておきの”名作の家具“の数々は、みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

そして歴史ある名作の家具はもちろん、現在活躍中のデザイナーたちが魅力的な作品の数々を世に出すことができるのは、インテリアブランドの存在があってこそ。

ここでは、そんな世界でも有名なインテリアのブランドの中からデンマークの家具メーカー” Carl Hansen & Son”をピックアップし、探ってみたいと思います。

about / history

1908年設立・デンマーク

家具職人でもあるカール・ハンセンが、1908年、デンマークのオーデンセに工房を開きます。これが”カール・ハンセン&サン”の創業です。

創業当初はダイニングと寝室用の注文家具を製造していましたが、次第に小規模ながら量産品の販売を始めます。この職人技巧と量産品の両立は、現在のカール・ハンセン&サンにもつながっていきます。

そして1949年、カール・ハンセン&サンはハンス・J・ウェグナーとの共同作業を始めます。この年、彼はカール・ハンセン&サン用にイス4点をデザインし、いずれも1950年から販売が開始されました。その中のひとつが、今も世界中で愛されている永遠の定番 ” Y-チェア  CH24 ” です。

カール・ハンセン&サン

また、伝統的なデンマークの家具職人技巧を基本に、ハンス・J・ウェグナーだけでなく、モーエンス・コッホ、コーア・クリント、オーレ・ヴァンシャーなどデンマークを代表するデザイナーの名作を製作しています。

カール・ハンセン&サンの製品は、今もすべてデンマーク国内で生産され、世界各国で販売されています。

Y-チェア  CH24

Yチェア Yチェア Yチェア

1950年  /  ハンス・J・ウェグナー

椅子の巨匠、ハンス・J・ウェグナーの代表作 ” Y-チェア CH24 ” は、カール・ハンセン&サンの代表作です。

Y-チェアは、曲げ木加工されたアーム部分、積層合板で製作されるY字形の背もたれ、そして優雅な曲線を描く後脚の木材と、座面は120mのペーパーコードが熟練した職人によって1時間近くかけて編み上げられています。

今なお、人の手によって100を超える工程を経て作られているのです。

CH88

ch88 CH88

1955年  /  ハンス・J・ウェグナー

1955年にプロトタイプが製作されたものの当時は製品化はされませんでしたが、ハンス・J・ウェグナーの生誕100年を記念し、2014年に復刻されました。

曲げ木技術を用いたゆったりとした背もたれは、肘を乗せるのにも丁度良いデザイン。座面は積層合板製で、天然素材である木材と工業素材であるスチールという異素材の組み合わせです。シンプルで軽快なシルエットと、豊富なカラーバリエーション、スタッキングも可能で、幅広く多目的に使うことができます。

SHELL CHAIR  CH07

シェルチェア シェルチェア シェルチェア

1963年  /  ハンスJ.ウェグナー

シェルチェアとして世界的に知られたウェグナーの代表作。成形合板の家具の先駆者であるアルヴァ・アールトやチャールズ・イームズの椅子に触発されてウェグナーはこのシェルチェアをデザインしました。

三本脚の彫刻的なフォルムの美しさが特徴で、背、座面、脚の曲線は成型合板技術を駆使して形成されています。印象的なアーチを描く後ろ脚は、背もたれを支えるばかりでなく、この椅子にダイナミックな美しさを与えています。

まとめ

世界にも、日本にも、たくさんのインテリアブランドがありますが、今回はその中から、デンマークの家具メーカー ” Carl Hansen & Son ” をピックアップしました。

家具は、それひとつで空間をガラッと変えてくれる力を秘めています。

みなさまのオフィスや店舗にも、ぜひとっておきの家具を見つけてみてくださいね。

■Carl Hansen & Son サイトはこちら  >

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(参考・写真引用:  Carl Hansen & Son  )

監修者

Hori Keiichiro

COO

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