オフィス・店舗空間のデザインアイデア1

有名建築をはじめ雑誌やネットで紹介されている事例を探ってみると、そこはアイデアの宝庫。オフィス・店舗空間を考えるとき、「どんなスペースをつくりたいのか」さえ明確になっていれば、それが住宅でも商業施設でも参考にできるものがたくさんあります。

そんな中から、オフィスや店舗で取り入れられるアイデアをピックアップしてみました。

壁面のニッチで囲まれ感を

壁面のニッチで囲まれ感を

まず初めは、壁面にニッチを設けて小さな居場所を点在させるアイデアについて。

ニッチには1~2人くらいが腰掛られるようなソファを置くと、心地よく籠れるような居場所が生まれます。その時、視線は外部ではなく室内に向けると、大空間とのつながりを感じながら同時に落ち着き感のあるスペースとして感じられます。照明は手元を照らす程度の少し抑えた照度に調整すると、より囲まれ感を感じることができます。

このニッチの空間をオフィスの一角で取り入れると、”ちょっと一人で集中して頭の中を整理する場所”として利用できるかもしれません。

あるいは店舗で取り入れるなら、キッズスペースや休憩スペースとして、訪れたお客様が一息つける場所になりそうです。

ソファスペースやリフレッシュスペースは天井高に変化を加える

下がり天井

オフィスでも店舗でも、大切なのはほっと一息つける場所。そのために天井高に変化をつけるのもひとつの方法です。

例えばオフィスのオープンスペースの一角に設けたリフレッシュスペース。

そのスペースだけ下がり天井をつくって濃い色で仕上げるとします。すると、オープンスペースでありながら落ち着き感がもたらされるとともに、空間全体で見た時に高さ方向にリズム感が生まれてきます。大空間のアクセントとしても効果的です。

またあるいは、店舗の待合スペース。

ここに下がり天井をつくり、さらに店舗の商品展示スペースよりも照度を落として電球色の照明計画を行うとします。そうすると、周囲よりもゆったりとした雰囲気が生まれて待ち時間のストレス軽減につながるでしょう。

このように天井高に変化をつけると空間に動きが生まれ、用途に応じて柔らかくゾーニング分けしていくことができます。つまり、そこに滞在する人の心の状態にアプローチできるような内装デザインを、あらかじめ計画しておくこともできます。

関連記事:オフィスの天井の種類とそれぞれのメリット・デメリット

トイレは冒険空間!

トイレは冒険空間!

トイレは閉ざされた空間です。だからこそ、他の空間とのつながりや統一感を気にせずに思い切った空間に仕上げることもできます。はっとするくらいの色をアクセントにしてみたり、大胆すぎるくらいの柄クロスを使ってみると意外と開放的で明るいイメージの空間に仕上がることも。

オフィスの執務スペースなどとは違って、そこで長時間滞在することがない空間なので、思い切って冒険してみると面白いかもしれません。

関連記事:オフィス・店舗空間のデザインアイデア2

まとめ

このように、ちょっとした工夫が空間の使い方に選択肢を与えてくれて、豊かな表情を生み出してくれます。アンテナを張りながら色んな建築空間を見てみると、実はそこにはたくさんのヒントが隠れています。

ぜひオフィスや店舗の内装デザインの参考にしてみて下さいね。

株式会社ヴォーエルではオフィス・店舗の内装デザイン設計から施工までを自社で行っております。

内装工事の現場からの視点と、デザイン的な視点の両方を持つ私たちだからこそできるご提案を追求し、

オーナー様の思いを「カタチ」にする空間をご提案させていただきます。

また弊社は大阪を中心とした関西圏以外にも、関東地域でのご依頼もご対応致しております。

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監修者

Hori Keiichiro

COO

お客様のご要望にお応えすることは当たり前と考え、プラスαの提案、施工を重視しています。その為には、十分なヒアリングによってクライアント様と同じ立ち位置になって考えることが一番大事だと考えます。
思いを精一杯汲み取り、ワクワク・楽しく思えるような空間、アイデアをご提案させていただきます。