オフィス家具の基本と選び方

オフィスの移転・改装を計画される時、内装と同時に考えなければならないのがオフィス家具です。住宅でも家具を変えるとその雰囲気がガラッと変わるように、オフィス家具も空間にとても大きな影響を与えます。また、同時に日々の仕事環境のベースとして、それぞれの業務に合わせたサイズ感と機能性、快適性も考慮して家具を選定していかなければなりません。

ここではオフィス家具の選び方の参考にして頂けるように、その基本と特徴をお伝えしていきます。

オフィスデスク・オフィスチェア

オフィスデスク・オフィスチェア

オフィスデスクには、フリーアドレス制のデスクと個々の席を固定して使用するデスクの2種類あります。

 

フリーアドレス制は自由に席が選べるしくみで、W1200~2400×D1400のユニットを組み合わせて大きなテーブルを使用するのが一般的です。社員数が増えると、ユニットを追加してその都度大きさを調整していくことができます。

 

また、個々の席を固定して使用するオフィスデスクにも規格があり、W1000・1200・1400×D600・700が主によく使われています。

中でも事務作業をメインにされるような部署ではW1200×D700が一般的ですが、部署の中でも役職のある方のデスクは少し広めのW1400~1600が使われていることも多くあります。またクリエイティブな業務をされている部署ではW1400~1600くらいの広めのデスクの方が作業がしやすい場合が多いです。

 

オフィスチェアについては、各メーカーからたくさんの種類のものが販売されています。

デスクワークの場合、勤務時間のほとんどを座って過ごすことになり、座り姿勢の負担を軽減できるものを選ぶことが仕事効率にも影響してきます。椅子によっては、人間工学に基づいてあらゆる姿勢のサポートをしてくれたり、骨盤の正しい位置をキープしてくれるものなど、様々な特徴があります。

特に椅子を選ぶ場合には、ショールームに足を運んで実際に座り心地を確認されることをおススメします。そしてその機能と価格、内装コンセプトに合わせて椅子を選んでいきます。

 

オフィス収納キャビネット

オフィス収納キャビネット

収納家具についても各メーカーからたくさんの種類のキャビネットが販売されています。各メーカーごとに多少の違いはありますが、規格サイズが決められており、用途に合わせてその仕様を組み合わせて選んでいくことができます。

仕様に関しては、オープンキャビネット、両開きキャビネット、引き違いキャビネット、ラテラルキャビネット(引出しタイプ)、クリアケースキャビネット等、たくさんの種類があります。

デザインについては真っ白なキャビネットが主流ではありますが、最近では扉が木目のものなどその種類も増え、内装デザインに合わせたものを選べるようになってきています。

 

ミーティングテーブル

ミーティングテーブル

ミーティングテーブルも、各メーカーからたくさんの種類が出ています。天板カラーやデザイン、サイズも豊富なので、その空間と用途に合わせて選定していく必要があります。

4人掛けの場合は、W1500×D750程度の大きさのテーブルを使うのが一般的です。スペースが狭い場合はW1200を使うこともありますが、程よくゆとりをもって座るにはW1500~1600くらいあるとベストです。

6人掛けの場合はW1800~2400×D900程度が一般的です。

またPCなどをよく使用される場合には、天板に配線ボックスがあるタイプのものを選ぶと、テーブル周りをすっきりさせることができます。

 

まとめ

オフィス家具は職種や業務内容に合わせた機能性を考慮した上で、内装デザインもトータルでコーディネートしてこそ、快適なオフィス空間が生まれます。

可能であればショールームに足を囲んで、実際に椅子の座り心地を試してみたり、その素材感や機能性を確認できるとよりベストな家具選びにつながっていきます。

 

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