ここ数か月、新型コロナウイルス感染予防対策として、社会では一気にテレワークへの取り組みが進みました。
やむを得ない情勢の中、手探りでその環境を整えて来られた企業も多いかと思います。
もちろん、現実的にテレワークができない職種はたくさんありますが、リスク管理等の面から出来ないと思っていた業務も、部分的に在宅勤務を取り入れて、在宅勤務と出社日を組み合わせることで出勤回数を減らすことができた、など新たな発見もあったかもしれません。
そして今、緊急事態宣言の解除を受けて徐々に以前の生活へと戻りつつある中、これから来ると言われている第2波、第3波の流行に対応できる環境を整えておくためにも、今一度、それぞれの企業におけるワークスタイルについて見直す時間を作ってみみる良いタイミングかもしれませんね。
ここでは、今回私が初めてテレワークを経験し、感じたことを中心に書いていきたいと思います。
さて、実際に多くの人が初めて経験することとなったテレワーク。
それぞれの立場で経験したからこそ見えてきたこともあり、メリット・デメリット、色んな声が聞かれます。
まずはメリット
■周りの影響を受けずに、集中して仕事が進められる
■通勤時間・通勤のストレス軽減、朝晩に時間の余裕が生まれる
■家族の時間が増える
次にデメリット
■テレワーク導入にあたっては、PCやネットワーク環境を整えるなどのコストが発生
■自宅にはワークスペースがないことが多く、オンオフの切り替えが難しい
■雑談やコミュニケーションがなく、仕事中の息抜きやリフレッシュにも工夫が必要
■子どもがいる場合、仕事に集中することが難しい
■労務管理や評価などが難しくなる
これらを見てみると、今後企業側の努力が求めらることもありますが、日常の仕事環境を少しでも快適に過ごすために私たち個人の工夫もとても大切だなと感じます。
あくまでも私の例で、ありきたりかもしれませんが…
例えば、オンオフの切り替えの方法のひとつとして、ヨガやお散歩をするということ。
これまでの通勤時間を朝ヨガの時間に置き換えて、ゆっくり時間をかけてヨガをしていました。
深い呼吸で体を動かすことで、頭がすっきりして、気持ちがシャンとします。
そして、お昼休憩の時間のお散歩。
やはり、体を動かしたり、一時的にでも環境を変えることが気持ちを切り替えるためには、大切なんだなと実感しました。
また、香りの力を借りる、というのも良いですよね。
これから仕事をするぞ、と言う前に、お気に入りの香りをシュッとひと吹き。
同じ環境でも、場面がガラッと変わるような錯覚を得られる気がします。
周りのみなさんがどのような工夫をされているのか、聞いてみるのも面白いですよね。
新しいリフレッシュ方法が見つかるかもしれません!
そしてこの経験を活かして、それぞれの企業としてもテレワークの実態を精査し、デメリットを改善していくことができれば、働き方の選択肢は確実に増えます。
その結果、これまでよりも、より多くの人がライフステージに合わせた働き方を選べることが可能になっていくと良いなと思います。
その他にも、私自身、今回初めて気付いたこともたくさんありました。
毎朝、満員電車での通勤はしんどいなと思っていましたが、そのルーティンによって気持ちが仕事モードに切り替わっていたり、職場と自宅という”場所”の力を借りてオンオフの切り替えを自然と行っていたり、職場での他愛のない会話が気分転換になっていたりと、実はその小さな積み重ねがあって”これまでの日常”は出来上がっていたのですね。
今後は”withコロナ”の時代だという話も、よく耳にします。
これまでの日常とは違った、新しい価値観や工夫で、新しい環境を整えていかなければなりません。
柔軟な姿勢で前向きに、進んでいきたいものですね。
そして、出社勤務が再開した方も在宅勤務を継続されている方も、たまにはPCから離れて、休憩時間にはのんびりお散歩時間を過ごしてリフレッシュしましょうね。
もうそろそろ、紫陽花の季節がやって来ますよ!
最後になりましたが、このたびの新型コロナウイルスの感染拡大により、影響を受けられている皆様にお見舞いを申し上げます。
そして、医療や介護、保育等の現場で、日々社会を支えて下さっているみなさまへ心より感謝申し上げます。
ooi