こんにちは。ooiです。
今年のお盆休みは、”フェルメールと17世紀オランダ絵画展”を見に行って来ました。
大阪にフェルメール展がやって来ていると知って、行きたい行きたいとそわそわしていたのですが、ようやく!
フェルメール展と言えば、ずいぶん前に、夏休みの宿題で「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」が同じく大阪市立美術館に来ていたのを見に行った記憶があるのですが、それ以来。
今回のメインは「窓辺で手紙を読む女」です。
フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作とのことで、こちらは壁面にキューピッドが描かれた画中画が塗り潰されていることが判明し、今回、大規模な修復プロジェクトによってそのキューピッドの画中画が現れたものが公開されています。
美術館に行く時には、奮発して音声ガイドも借りるようにしていて、今回も聞きながら鑑賞してきました。
私は絵画に関する知識はほぼゼロで、歴史にもかなり疎いので、解説を聞きながら見ることで、着目ポイントや歴史的背景が分かったりして、とてもすんなりと自分の中に入ってくるような感覚があります。
今回メインの「窓辺で手紙を読む女」は、何十年にも渡る修復プロジェクトの工程についても詳しく紹介されています。その背景や絵の意図することなど細かく知ることで、色んな感情が溢れてくるような不思議な感覚で想像以上に心動かされました。
修復作業は、職人さんが一日作業して1㎠しか進まないような果てしない作業だったそうです。
とんでもない労力の末に、このキューピッドが現れたんですね…
ちなみに、誰の手で、なぜこのキューピッドが塗り潰されたのか…?というのは、まだ判明していないそうです。
こちら大阪市立美術館で、9月25日(日)まで。
お時間ありましたらぜひ!
ooi