オフィスに観葉植物をレイアウトすることで、ストレス軽減や企業イメージ向上など多くのメリットが得られます。配置の際は、間取りや動線を考慮し、邪魔にならない場所を選び、高低差を活かして立体感を出すだけでなく、メンテナンスの手間やコストを考えて専門業者に相談することが重要です。

具体的なレイアウト例として、床面・テーブル・壁面・飾り棚・ベンチやソファの後ろ・吊り下げなどがあり、空間の用途に応じた配置が求められます。また、生の植木と人工樹にはそれぞれ別のメリットがあるため、環境や維持管理のしやすさを考慮して選択するとよいでしょう。ここで紹介する施工事例を参考に、快適なオフィス環境を実現してください。

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オフィスに観葉植物をレイアウトするメリットとは?

オフィスによく手入れされた観葉植物を置くメリットは、大きく分けて3つあります。オフィスの環境向上に役立つだけでなく、企業イメージもアップできるのです。

室内の空気が浄化され快適な空間になる

オフィスに観葉植物を置くと、室内の空気を浄化し、快適な環境を作り出せます。植物は空気中の有害物質を吸収・分解し、清浄な空気を吐き出します。

また、植物は水分を放出するので、エアコンなどによる乾燥を和らげ、適度な湿度を保てます。観葉植物を置くことで、従業員の健康維持と作業効率の向上が期待できるのです。さらに、植物の緑は視覚的な癒しを提供し、ストレスの軽減やリラックス効果をもたらします。

ストレスの軽減が期待できる

オフィスに観葉植物を置くのは、従業員のストレス軽減に効果的です。植物の緑は視覚的な癒しを与え、リラックス効果をもたらします。また、自然との触れ合いを取り入れる「バイオフィリックデザイン」は、ストレス緩和やリラックス効果が期待され、オフィス環境の改善に役立ちます。

オフィスグリーンを取り扱っている会社、コクヨの調査によれば、オフィスに植物を導入した企業の76.9%がストレス軽減効果を実感しています。

企業イメージがアップする

よく手入れされた観葉植物をオフィスに置くことは、企業イメージの向上に寄与します。緑豊かな空間は来訪者に好印象を与え、環境への配慮や従業員の快適性を重視する企業姿勢を示すのです。

コクヨの調査によれば、オフィスに植物を導入した企業の多くが、社内外からの評価向上を実感しています。観葉植物の導入は、企業ブランディングや採用活動にも良い影響をもたらします。

オフィスに観葉植物をレイアウトする際の5つのポイントを解説!

観葉植物はオフィス環境向上に役立ちますが、ただ置くだけでは邪魔になります。水やり・日照・肥料などの維持管理コストも考えなければなりません。適切なレイアウトのポイントを解説します。

①間取りや動線を考慮し配置場所を決める

オフィスレイアウトに観葉植物を取り入れるなら、間取りと動線を考えましょう。エントランスや受付エリアには大型の植物を配置すると、来訪者に好印象を与えます。共有スペースでは、リラックス効果を高めるために目立つ場所に植物を置くとよいでしょう。

執務スペースでは、視界を妨げないようデスク周りに小型の植物を配置し、パーテーション近くに植物を置くことで空間の区切りを強調できます。

②高低差とバランスを考慮する

異なる高さの植物を組み合わせることで、視線が分散し、空間にリズムが生まれます。例えば、大型の床置き植物と小型のテーブル上の植物を組み合わせるのは、バランスの取れた配置です。

また、スツールや花台を活用して植物の高さに変化をつけることで、より豊かな表情を演出できます。それだけでなく、葉の形や色彩の異なる植物を組み合わせることで、視覚的な調和とアクセントを生み出せます。

③緑視率を考慮する

緑視率とは、視界に占める緑の割合を指します。適切な緑視率は10~15%です。この範囲内で植物を配置することで、ストレス軽減や作業効率の向上が期待できます。しかし、緑視率が高すぎると圧迫感を与える可能性があるため、観葉植物を置きすぎないことも大事です。

④メンテナンスのコストを考慮する

植物の種類によっては、手入れや管理に多くの時間と費用がかかります。頻繁な水やりや特別な照明が必要な植物は、維持管理の負担が大きくなりがちです。一方で、ポトスやサンスベリアなどの低光量でも育つ植物は、オフィス環境に適しており、手間が少なく済みます。

低光量でも育つ植物は、人工照明下でも元気に育ち、頻繁な水やりを必要としません。オフィスに観葉植物を置くなら、メンテナンスの手間とコストを最小限に抑えられる種類の植物を選ぶと、長期的に見て維持管理の負担を減らせます。

⑤レイアウトに悩んだら業者に相談するのおすすめ

オフィスレイアウトに観葉植物を入れるとき、配置や選定に悩むなら、専門業者に相談することをおすすめします。プロの知識と経験により、オフィスの環境とデザインに最適な植物や配置方法を提案してもらえます。

株式会社ヴォーエルは、オフィス向けの観葉植物レンタルやメンテナンスサービスを提供しており、手間をかけずに緑のある空間を実現できます。専門業者のサポートを活用して、快適で魅力的なオフィス環境を作りましょう。

オフィスに観葉植物をレイアウトする際の具体例を解説!

オフィスに観葉植物を取り入れるなら、置く場所ごとにどのような効果があるかを押さえておきましょう。テーブルや飾り棚に置くならコンパクトな観葉植物、壁や吊り下げ式で置くなら長い観葉植物がおすすめです。

床面

オフィスの床面は観葉植物を置きやすい場所です。床に置くなら、窓のないオフィスや蛍光灯のみの環境でも育つ植物を選ぶとよいでしょう。

例えば、ザミオクルカスは光沢のある葉と直立した姿が特徴で、約90cmの高さまで成長し、デスク横の床に置くのに適しています。また、ハラン(葉蘭)は人工照明を好み、温度変化にも強いため、オフィス環境に最適です。

テーブル

オフィスのテーブルに観葉植物を配置することで、デスク周りに癒しと活気をもたらせます。サンスベリアやポトスなどの植物は、耐陰性があり、オフィス環境でも育てやすいです。

観葉植物は空気清浄効果も期待できるため、デスク上に置くと作業効率の向上にもつながります。また、テーブルヤシやスパティフィラムなども、コンパクトでデスク上に適したサイズの観葉植物として人気があります。

壁面

オフィスの壁面はスペースを取らずに観葉植物を設置でき、緑の彩りとリフレッシュ感を与えられます。ポトスは、ハート型の葉を持つつる性植物で、壁面に沿って配置することで、緑のカーテンのような効果を演出できます。

また、エアプランツのチランジア・ウスネオイデスは土を必要としないため、フレームに取り付けて壁に飾ることで、立体的なグリーンアートを楽しめます。

飾り棚

オフィスの飾り棚も観葉植物を置くのに役立つ場所です。ポトスは、棚から垂れ下がるように配置すると、印象的なアクセントとなります。また、エアプランツのチランジア・イオナンタは土を必要とせず、直射日光がいらないため、飾り棚に飾ってもよく育ちます。

ベンチやソファの後ろ

オフィスのベンチやソファの後ろに観葉植物を配置すると、奥行きとリラックス感がある空間を作れます。サンスベリアは、直立した細長い葉が特徴で、背もたれの後ろに置くとスタイリッシュな印象を与えます。また、モンステラは、大きな切れ込みのある葉が特徴で、ソファの後ろに配置することで、エレガントな雰囲気を演出します。

吊り下げ

オフィスの天井や壁から観葉植物を吊り下げることで、限られたスペースを有効活用し、空間に立体感と緑のアクセントを加えられます。ポトスはつる性なため、吊り下げると長い茎が垂れ下がり、視覚的な魅力があります。

また、エアプランツのチランジア・ウスネオイデスは土を必要とせず、水をやるほど長く伸びるため、吊り下げディスプレイに最適です。

オフィスに置く観葉植物は人工樹と生の植木どちらがおすすめ?

生の植木を観葉植物に使う前提で話を進めてきましたが、人工樹を観葉植物に使う選択肢もあります。人工樹と生の植木それぞれのメリットを説明しましょう。

人工樹を置くメリット

近年の人工樹は、生の植木と見分けがつかないほど精巧に作られており、オフィス空間に自然な雰囲気をもたらします。

近年の人工樹は生の植木と変わらない見た目

高品質な人工樹は、葉や幹の質感、色合いまでリアルに再現されており、季節や環境に左右されず、常に美しい緑を保てます。また、日当たりの悪い場所や忙しいオフィスでも手軽に設置可能です。見た目に問題がないため、従業員のストレス軽減やリラックス効果を期待でき、快適な職場環境の実現に貢献します。

簡単にメンテナンスできる

人工樹は、生の植木と比べてメンテナンスが非常に簡単です。水やり・剪定など、日々の手入れが不要なため、忙しいオフィス環境でも手間をかけずに美しい緑を保つことができます。また、害虫の心配もなく、季節や室内環境の変化に影響されないため、常に一定の美観を維持できます。

再生プラスチックを利用した人工樹もある

近年、環境意識の高まりに伴い、再生プラスチックを使用した人工樹が注目されています。再生プラ人工樹は、廃棄プラスチックを原料として製造されており、資源の有効活用と廃棄物削減に役立っているのです。オフィスに再生プラスチック製の人工樹を導入することで、環境への配慮を示すことができるため企業の社会的責任(CSR)活動の一環として評価されます。

生の植木を置くメリット

人工樹は手間がかかりませんが、日照・水やり・温度管理の問題がクリアできるなら、生の植木も長所があります

成長する様子を楽しめる

生の植木は、植物の成長過程を直接観察できる楽しみがあります。新芽の芽吹きや葉の展開など、日々の変化を感じることで、職場に自然な癒しと活力をもたらします。植物の成長過程は、従業員のストレス軽減やモチベーション向上にも寄与すると研究で示されています。

環境に配慮することができる

生の植木をオフィスに置くことで、環境への配慮を示せます。植物は二酸化炭素を吸収し酸素を供給することで空気の質を高め、オフィス内の温度・湿度の調整にも寄与します。

観葉植物で自然にオフィスの環境を向上させると、従業員の健康や快適性を高めるとともに、企業の環境意識の高さを外部にアピールする効果もあります。

オフィスに取り入れやすい観葉植物4選!

オフィスレイアウトに取り入れやすい観葉植物は、低照度でも育ち、乾燥に強い種類です。その条件を満たし、見た目もよい観葉植物を紹介します。

①ポトス

ポトスは、オフィスに取り入れやすい観葉植物です。耐陰性があり、室内の照明環境でも元気に育つため、窓際だけでなくデスク周りや棚の上など、場所を選ばず配置できます。

また、乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済むため、忙しいオフィスでも手間をかけずに管理可能です。さらに、葉の色や形が美しく、空間に彩りを添える効果も期待できます。

②パキラ

パキラは耐陰性があり、室内の照明環境でも元気に育ちます。窓際だけでなくデスク周りや棚の上など、さまざまな場所に配置可能です。

また、乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済みます。葉は緑豊かで艶があり、見た目にも華やかです。

③アルテシマ

アルテシマ(フィカス・アルテシマ)は明るい緑色の葉に黄色の斑が特徴で、空間に爽やかな印象を与えます。耐陰性があり、室内の照明環境でも育てやすいため、窓際だけでなくデスク周りやエントランスなど、場所を選ばず配置可能です。また、比較的乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済みます。

④モンステラ

モンステラは、独特な切れ込みのある大きな葉が特徴的な観葉植物です。エキゾチックな外観は、空間に洗練された雰囲気をもたらします。モンステラは耐陰性があり、室内の比較的低光量の環境でも育てやすいため、オフィス内のさまざまな場所に配置できます。

また、適度な湿度を好みますが、乾燥にも比較的強く、週に1~2回の水やりで十分に育ちます。他にも、空気浄化能力があり、室内の空気を清潔に保つ効果が期待できます。

オフィスに観葉植物をレイアウトした施工事例3選!

観葉植物を取り入れることを前提に、オフィスレイアウトを作った事例を紹介します。生の植木を取り入れるのが難しい場合はフェイクグリーンなどの人工樹も使用可能です。

株式会社ヴォーエル

株式会社ヴォーエルは、2023年12月に大阪市鶴見区から中央区へオフィスを移転しました。 新オフィスは、コミュニケーションの中心となる2.4メートル四方の大きな造作テーブルを配置し、打ち合わせや社内会議、業務、ランチなど多目的に活用できるスペースを設けています。

また、オフィス内の各所に観葉植物を配置し、空間のアクセントとして取り入れました。特に大テーブルの中央には季節ごとに入れ替える大きなガラスの花瓶にグリーンを飾り、日々の変化を楽しめる工夫がされています。エントランスや会議室、執務スペースにも観葉植物を配置し、リラックスできる雰囲気を演出しています。

石井食品株式会社

石井食品株式会社の大阪オフィス移転に際し、会社のビジョンである「日本一、生産者と地域に貢献する食品会社になる」を体現するオフィス空間の実現が目指されました。

デザインコンセプトとして、創業からの柔軟性や親しみやすさを表現するために、アールの曲線を取り入れています。また、老舗ベンチャーとしての挑戦する姿勢や高い品質へのこだわりを、斜めの直線的なデザイン要素で表現し、強さと信頼感を醸し出しました。

エントランスでは、土をイメージさせる左官仕上げの壁面や、間接照明による陰影が温かみと上質感を演出します。執務スペースもエントランスと統一感のある色使いでまとめられ、フェイクグリーンやアクセントクロスが配置され、事務的な雰囲気を和らげています。全体として、土や緑を連想させる色合いで統一し、落ち着いた雰囲気の中に、同社のブランドイメージを反映したオフィス空間が完成しました。

株式会社ニシハタシステム

株式会社ニシハタシステムは、防災システムの普及を手掛ける企業です。事業拡大に伴い東京事務所の拡大移転を行いました。新オフィスのデザインは、全体的に落ち着いた色調でまとめられ、突板とフェイクグリーンがアクセントとして効果的に配置されています。

エントランスから会議室にかけては、ガラスの間仕切りを用いて視線の抜けを確保し、空間の広がりと明るさを演出しています。執務スペースには、オンラインミーティング専用のブースが設置され、各ブース内のアクセントカラーや半透明のガラス扉など、機能性とデザイン性が融合した快適な環境を整えました。

観葉植物のレイアウトに迷ったら、ヴォーエルまで

観葉植物をオフィスにレイアウトすると、働く環境をより快適で魅力的にします。緑のあるオフィスは、空気の浄化や湿度の調整といった物理的なメリットだけでなく、従業員のストレス軽減や生産性向上にも寄与します。植物が持つ自然な癒しの効果は、視覚的なリラックスをもたらし、オフィスワーカーの集中力を高めるとともに、コミュニケーションの活性化にも貢献します。

また、観葉植物を取り入れることは企業のイメージアップにもつながります。ナチュラルで洗練されたオフィス空間は、来訪者に好印象を与え、環境への配慮が行き届いた企業だとをアピールできます。

さらに、人工樹を活用すれば、手間をかけずに緑を取り入れられるため、メンテナンスのコストや手間を抑えつつ、デザイン性を保つことが可能です。最近では再生プラスチックを使用した人工樹も登場しており、SDGsの観点からも有益です。

実際に、多くの企業がオフィスレイアウトに観葉植物を取り入れています。例えば、株式会社ニシハタシステムや石井食品株式会社では、エントランスや執務スペースにグリーンを配置し、開放感や落ち着きを演出しています。このような施工事例からも、オフィスに緑を取り入れることで得られるメリットは明確です。

観葉植物を適切にレイアウトし、快適で魅力的なオフィス環境を実現しましょう。

株式会社ヴォーエルにぜひご相談ください。