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見過ごしがちなオフィス・店舗の床デザインに注目!

オフィスや店舗の内装をデザインを考える時、うっかり見過ごしがちな床デザイン。

確かに家具を置くと床は目立たなくなってしまうのですが、床の貼り分けで視覚的にゾーニング計画を行うこともできれば、その素材の使い分けによっては空間の雰囲気を左右するくらい、実は重要な役割を担っているのです。

ここではその床デザインに注目してみたいと思います。

床デザインでスペースごとの個性を表現

床デザインでスペースごとの個性を表現

最近では、部署ごとに間仕切りをつくって空間を分けるという方法よりも、コミュニケーションや仕事の効率化の観点からもオープンスペースの中に様々な用途のスペースが配置されているオフィスが多くなってきています。

間仕切りが少ない分、スペースごとのゾーニング計画が分かりづらいとも言えるのですが、スペースの用途に合わせて床を貼り分けるなどのデザインが工夫されていると、視覚的にそのゾーニングを認識しやすくなります。

それぞれの空間が執務スペースなのかミーティングスペースなのか、あるいはリフレッシュスペースなのか、その空間の用途に合わせた床材を選択していくことで、空間の個性が表現されていきます。

 

デザインと用途を見きわめて、最適な素材の床材を選択

デザインと用途を見きわめて、最適な素材の床材を選択

床材と一言で言っても、オフィスや店舗で使われる床材の素材はたくさんあります。カーペット、塩ビタイル、磁器タイル、クッションフロア、長尺シート、フローリングなどの中から、最適なものを選んでいきます。

 

オフィスで最も主流なのはタイルカーペットです。

その多くが1枚500mm角の正方形で、これらを組み合わせて貼っていきます。

各メーカーからたくさんの種類の色柄が出ているので、その貼り合わせによってデザインすることも可能です。さらに海外メーカーの商品もたくさん流通しています。これらを組み合わせると、その色使いや表現の幅はぐんと広がります。

タイルカーペットは、汚れた場合に1枚ずつ貼り替えられるのも特徴です。

 

また最近では、オフィスをカフェ風のデザインにしたいというご要望も多いと思います。

その場合、床はモルタルやフローリング調の塩ビタイルを選択することで、機能面を配慮しながら内装デザインをトータルに合わせていくことができます。

というのは、オフィスでは電源やLANの配線を床下に配線できるOAフロアを取り入れている所が多く、その場合はモルタルやフローリング、磁器タイルで床を仕上げることができません。

OAフロアの場合、仕上げは塩ビタイル(OAフロア対応のタイプのみ)かタイルカーペットに限られます。

執務スペースと違ってOAフロアに制限されないことも多いオフィスエントランスや店舗などでは、タイルや大理石で仕上げて高級感を演出したり、人工芝を取り入れてカジュアルな雰囲気を演出することも可能です。

予算やそれぞれのコンセプトに合わせて、そこに最適な素材を選択することが空間のトータルなデザインにつながります。

 

思わず足元に目を向けたくなる床デザイン

思わず足元に目を向けたくなる床デザイン

一般的にオフィス空間でよく選ばれるのはグレーのタイルカーペットです。

落ち着いた色味で、執務スペースには取り入れやすいカラーと言えますが、例えばオフィス全体の内装デザインのコンセプトに合わせて木目やモルタル調の塩ビタイルで仕上げると、空間が一気に明るい印象になったりコンセプトが明確に感じられるようになります。

また同じタイルカーペットでも、コーポレートカラーをアクセントとして部分的に入れてみたり、同系色のタイルカーペットを複数使って全体的にデザインしてみると、床の存在感が増してきます。

芝生の雰囲気を演出したタイルカーペットでリフレッシュスペースだけ雰囲気を変えると、オフィス全体がカジュアルに感じられるなど、その空間全体の印象も変わってきます。

思わず足元に目を向けたくなる床デザイン

 

店舗やオフィスエントランスなどではタイルやフローリングを使うこともあります。

タイルやフローリングには一枚一枚に表情があるので、柄がプリントされた塩ビタイルとはまた違った印象が生まれます。

デザインに合わせてそれぞれの特徴が活きるものを選ぶと、空間がより表情豊かなものになっていきます。

 

まとめ

目立たないようでいて、実は空間の雰囲気を左右するチカラを持つ床デザイン。縁の下の力持ちのような存在です。床を主役にしたデザインだけでなく、素材を活かしてシンプルに仕上げることが全体の雰囲気を際立てる場合もあります。

あまり注目されることが少ないですが、ちょっと足元に目を向けてみると、色んなこだわり床デザインに出会えるかもしれません。