こんにちは。ooiです。
先日、久しぶりに東京出張へ行ってきました。
大阪から東京へ出張に行くとなると、もちろん打ち合わせや現調などスケジュール詰め詰めで予定がパンパンになりがちなのですが、やはり!すき間時間を見つけておまけ時間を過ごすのが出張の醍醐味です!
今回のおまけ時間は、ブルーボトルコーヒー代官山店とフランク・ロイド・ライト展です。
わーい!
まずは、出張2日目の朝一番にブルーボトルコーヒー代官山店へ行ってきました。
デザインはSUPPOSE DESIGN OFFICEさん。
昨年12月にオープンされたばかりです。
こちらは”循環するカフェ”と”ローカリティ”が意識されたデザインになっているとのこと。
店内に入ると、まず目に入るのが2段床が上がったスペースに配置されているカウンターゾーン。
これは、起伏の多い代官山の街を意識して”丘”をイメージして計画されたのだそうです。
店内全体がシンプルな色味で統一されていて、無駄な装飾が無いのも特徴的です。
カウンターの側面は左官で仕上げられているのですが、よく見てみると茶色のつぶつぶしているものが混ぜ込まれています。
こちらは、ブルーボトルコーヒーで排出されたコーヒー抽出殻なのだそうで、廃棄されるものを内装に活かすという点で、テーマである”循環”が表現されているのが分かります。
デザインのノイズにならないように、天井は敢えて作りこまないスケルトン天井。
壁面や柱には、巾木を使わない仕上げが施されていました。
造作テーブルの脚になる妻板も、ガラスサッシのラインに合わせて作られています。
どれもさり気なく、ですが細部まで意味合いがあって丁寧に計画されたのが感じられました。
デザイン意図が分かると空間の意味合いがよりしっくりと感じられて、初めての場所なのに何となく親しみが感じられてくるから不思議です。
客席に関しては、テーブル席や窓際のカウンター席、ソファ席など多様な居場所が設けられています。
代官山は、働く人や住む人など様々な目的を持った人が入り混じる街であるという点から、”ある人は書斎として”、”ある人はリビングとして”、用途を限定せずに多様な目的を持った人が集まって、心地よく過ごせる空間づくりをされたのだそうです。
次の予定もあるので、心ゆくまでのんびり…という訳にはいきませんでしたが、朝のゆったりした時間帯を満喫できてとても満足でした!
最後に、この日頂いたのがこちら。
美味しかった!!
そして、出張の予定をすべてクリアした後、帰路につく前、最後に行ってきたのがフランク・ロイド・ライト―世界を結ぶ建築―展です。
フランク・ロイド・ライトと言えば、落水荘や帝国ホテルなどたくさんの建築を設計されたことで有名ですよね。
20世紀を代表するアメリカの建築家です。
ここ日本でも5件の建築を残していますが、現在、ほぼ完全な形で残っているのは、東京・池袋にある自由学園明日館と兵庫県芦屋市にあるヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)の2件だけです。
以前訪れた際に、ブログでご紹介させていただいたので、よろしければ覗いてみてください!
今回のフランク・ロイド・ライト展では、これまでの図面やスケッチ・パースなど、盛り沢山に展示されていました。
これを見ると、ライトは建築家であることに加えて、絵描きさんでもあったのかなと思う程、美しいものばかりでした。
図面はシンプルに分かりやすい線で描かれていて、またパースは植物や石の表現などもとても細部まで書き込まれているのに、主役である建物が引き立てられているバランスが圧巻でした。
”美しく見せる”という点においても、とても注力されていたのが感じられました。
とっても見応えのある展示です!
3/10(日)まで、汐留美術館で開催中。
平日でもたくさんの人で賑わっていました。ご興味のある方は、ぜひ!
個人的な目標として、今年はたくさんインプットの機会を持ちたいと思っています。
建築だけでなく、美術展や旅行なども、行きたいと思った所へ行きたいと思った時に、フットワーク軽く動いていきたいです!
また素敵なモノや場所に出会ったら、こちらでご紹介させていただきます!
何かオススメがありましたら、ぜひ聞かせてください!!
ooi