オフィス・店舗の移転・改装時の内装会社の選び方

オフィス・店舗を移転・改装しようと計画されたとき、複数の内装会社から相見積もりをとって金額を比較したいけれど、そもそもどのような内装会社に依頼すれば良いのか、その判断基準が分からずに迷われることもあるでしょう。

ここでは、内装業界のしくみから、内装会社の選び方についてご紹介していきます。移転・改装をご計画のみなさまの内装会社選びに、ぜひお役立てください。

内装業界のしくみ

まずは、内装業界がどのようなしくみになっているのかをお伝えしたいと思います。内装に関わる業界にはどのような会社があるのか、その全体構造を掴んで内装工事をスムーズに進めて頂けたらと思います。

内装業界

1.デザイン設計会社

デザイン設計会社は、オーナー様からのご要望をお聞きし、デザインをおこして図面をかく業務を行います。そして、その図面を基に施工会社へ依頼をし、デザイン設計会社は図面通りの施工が行われているのかという監理業務を行っていきます。

 

2.施工管理会社

施工管理会社はデザイン設計会社から依頼を受け、図面を基に施工をしていきます。

施工管理会社は、クロスやタイルカーペットなどの材料の手配をし、さらにクロス工事の職人さんや電気工事の職人さんといった各工事種別ごとの職人さんの手配をして、期日までに工事を納めていきます。場合によっては、施工管理会社の下請けにまた別の施工管理会社が入って施工が行われる場合もあります。そうすると、それぞれの会社にマージンがのってくるので、お客様に対して提示する金額が上がってしまいます。

 

3.デザイン設計・施工管理会社

上記に挙げたデザイン設計と施工管理の両方の業務を行う会社もあります。

デザイン設計をした会社に施工管理をする部門があり、直接材料を仕入れて、職人さんに依頼をしていきます。この場合は、間に別の会社を挟まないので無駄なマージンが発生せず、工事途中で発生した変更や追加のご要望等にも迅速にご対応できるのが特徴です。

 

ヴォーエルでもこの体制をとっています。弊社でデザイン設計し施工管理まで行いますので、ご安心してお任せ頂ければと思います。

 

ただ、設計から施工までの依頼を受ける会社の中には、施工は下請け業者に一括して依頼している場合もあります。当然、施工の価格は上がってしまいます。また、オフィス家具メーカーや文具メーカーが図面作成・家具の納品から内装まで一括で依頼を受けている場合もあります。この場合も、内装工事については下請けの施工会社が施工を行っています。

このように、実は様々な施工体制があることを、頭に入れておいて頂ければと思います。

 

4.家具・材料の手配について

家具や内装の材料は、メーカーから商社を通じて内装会社などが仕入れます。個人やオーナー様がメーカーから直接仕入れることはできないので、必ず業者からお客様へ販売することになるのですが、内装会社によって仕入れルートが異なるので、お客様への販売価格は内装会社ごとに違いが生じます。

 

内装会社のチェックポイント

内装会社のチェックポイント

まずはインターネットなどで検索し、複数の内装会社をピックアップしてみて下さい。

 

今は、HPに施工実績を掲載している会社が多いです。どれくらいの規模の施工をしているのか、実際にイメージされている内装デザインを実現してくれそうな会社なのか、提案力はありそうか、デザインに強い会社なのかあるいは施工に強い会社なのかなど、色んな特徴がつかめると思います。

ただ、複数の会社に依頼をすると、その都度、何度も打ち合わせをして現場の採寸をしてもらわなければならず、時間と手間がかかってきます。ですが、その内装会社の担当者の人柄を見ることができる重要な機会でもあります。内装会社が確定すると、プラン確定までの打ち合わせや詳細な仕様決め、工程の確認、日程調整、工事からお引渡しまで、担当者とは長いお付き合いになってきます。レスポンスが早くスムーズなやり取りができるのか、信頼のおける対応をしてもらえるのかを確認するのも大切です。

 

プラン作成・見積依頼をすると、それぞれの会社からは図面や3Dパース等の提案書と見積もりが出てきます。そこから、お伝えされたご要望がきちんと反映されているのか、+αのご提案があるか、など提案内容の検討と、内容に見合った金額なのかという、金額の妥当性を比較・確認していってください。

見積書の見方についてはこちらにまとめていますので、参考にしてみてください。

[オフィスの移転・改装における内装工事の見積書の見方はこちら >]

 

また余談ですが、提案書の表紙はお客様からの第一印象を左右する重要なものだと、私たちは考えています。表紙にこだわりを持っているか、というところにもご提案に対する気持ちが表れるポイントではないかと思います。見比べてみると、各社のカラーが出ていて面白いかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

内装業界のしくみと内装会社の選び方についてご紹介させて頂きました。

オフィス・店舗の内装工事には、大きなお金が必要です。何か現状の問題点を改善するためであったり、新しい事業を始めるタイミングであったり、転機であることは間違いないでしょう。だからこそ、内装会社さんと信頼関係を築いてより良い空間づくりをスムーズに行えるように、慎重に会社選びをしてみてくださいね。