コンセプトからこだわりのオフィスをデザインする

コンセプトとは、「こうありたい」「こうしたい」という目的を意味するのではなく、「全体を通した基本的な考え方」を意味します。つまりオフィスデザインを考える場合、社風や職種等による働き方と、経営理念などの”思い”も含めて、カタチにしていくための指針を明確にすることから始まります。

コンセプトが明確になると、オフィスデザインだけに留まらず組織として目指すべき方向性もはっきりと共有できるようになります。

企業の在り方を体現するオフィス

企業の在り方を体現するオフィス

オフィスデザインと、その社風・職種や目指すべき方向性には一貫性が必要です。

そのためにコンセプトは欠かせません。

 

例えば、独創性に富んだ発想を社員に期待しているAmazonは2018年、シアトルに”植物園オフィス”を作りました。都会のオフィスの対極にある自然をオフィスに取り入れ、環境ごとつくってしまったのです。比較的静かなエリアから館内を通して流れる水の音が大きなエリアまであって、打ち合わせやプレゼンの準備、食事や休憩など、求めるシチュエーションに合わせて居場所を選べるのだそうです。

極端な例ですが、これは機密性の高い情報を扱うような企業にはもちろん適応できないオフィスですよね。そのような企業ではセキュリティ面を重視した空間をつくり、取引先企業からの信頼感を得られるようなオフィスデザインを目指した方が良いと思います。

また、個人の裁量に任せた働き方なのか、チームでプロジェクトを進行させるのか、などもオフィスデザインに大きく影響します。

コンセプトは、仕事の効率化や働き方ともつながっていく訳です。

 

常に完全オーダー制

常に完全オーダー制

当たり前のことですが、同じ企業がひとつとして無いように、オフィスデザインは常に唯一無二の空間づくりです。あくまでも目指すべきはその企業のコンセプトに沿ったデザインのオフィス。

 

オフィスの移転・改装を計画される時というのは、何かしらの課題を改善するタイミングです。

”社員数増員のため、広いオフィスに移転したい”

”社内コミュニケーションがもっと生まれるように解放感のあるオフィスにしたい”

など、その思いも様々で、その改善方法もまた様々です。

会社として抱えている課題にきちんと向き合い、目指すべき方向性を再確認することで、その会社にしかない魅力あるオフィスが生まれます。

 

独自のカラーパレットが生まれる

独自のカラーパレットが生まれる

空間を考える時、色が無意識の内に与える印象というのはとても大きいものです。だからこそ、コンセプトを空間として表現するときに重要なのが色の組み合わせです。

独創性に富んだ発想を求められるような企業ではポップなカラーをアクセントに取り入れてみたり、またお客様からの信頼感が重視されるような企業では濃い木目を中心に落ち着いた色味を配色したりと、そのオフィス独自のカラーパレットが生まれてきます。

 

その中で、新しい挑戦ができるのが家具の色味です。内装よりも比較的簡単に入れ替えができて、冒険しやすいですよね。

例えば、オフィス全体はシンプルに落ち着いた色味でまとめて安心感のある内装デザインでありながら、新規事業をスタートするタイミングで、エントランスの椅子を赤い張地に変えてみる、というのも面白いと思います。

会社の変革のタイミングでカラーパレットにも新しい色が加わるような感覚です。

 

まとめ

コンセプトを明確にすることで、オフィスデザインがその企業のイメージとちぐはぐな印象になることは避けられます。また、オフィスの在り方は働き方にも関わることなので、仕事の効率化や社員のみなさまのモチベーションにまで影響します。

オフィスの移転・改装は、そのような目指すべき方向性を社員のみなさまが再確認できる良いタイミングであるとも言えると思います。オフィスデザインを考える前に、まずはコンセプトを明確にしてみて下さい。

 

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